6月発売されたLogicoolのゲーミングキーボードG913 TKL (リニア)を買ってしまいました。
G913 TKLは、昨年発売された薄型スイッチを搭載して話題となったG913のテンキーレスモデル(テンキー部分が無い)です。
G913との違いは、テンキーが無い以外に重量、バッテリーの持続時間が異なります。
昨年発表された時は、テンキーありだったので購入を見送っていましたが、今回はテンキーレスバージョンが出たということで購入しました。
それでは、G913 TKLを使ってみたレビューを紹介していきます。
質感・外観
テンキーレスとはいえ、手に取るとずっしり重さを感じます。
ベースは樹脂でできていますが、表面のキーボード部分はアルミになっていて高級感があります。
キーボード部分には、キースイッチの他にスイッチがあります。
左側から無線接続方式の切り替え(LIGHTSPEED、Bluetooth)、ボタン無効、キーボードのライトコントロール、メディアコントロール(早戻し、早送り、一時停止、ミュート、音量調節)となっています。
側面上部には、ON/OFFスイッチとMicro USBがあります。
無線接続ですが、USBで給電しながら使用も可能になっています。
裏面には、各端に滑り止め、レシーバーの格納部分、高さ角度調整用の2つの足(チルトスタンド)がついています。
Logicool G913 TKLの仕様
Logicool G913 TKLの主な仕様は以下の通りです。
サイズ・重量
- 縦:150mm
- 横:368mm
- 厚み:22mm
- 重量(ケーブル除く):810g
- ケーブル長(micro USB):1.8m
接続方法
- LIGHTSPEED(付属のUSBを利用)
- Bluetooth
バッテリー駆動時間
- 40時間(輝度100%の場合)
- 1124時間(LED消灯時)
キースイッチ
軸 | アクチュエーション ポイント |
押下圧 | キーストローク | フィードバック タイプ |
---|---|---|---|---|
リニア | 1.5mm | 50g | 2.7mm | スムーズ |
タクタイル | 1.5mm | 50g | 2.7mm | 確かなフィードバック |
クリッキー | 1.5mm | 50g | 2.7mm | 耳に心地よいクリック音 |
【用語解説】
アクチュエーションポイント(作動点)
キーを押してから作動(入力)する深さです。
アクチュエーションポイントが浅いほどキーを押してからの反応が早くなります。
ただし、浅すぎると少し触れただけでも、反応してしまうためミスタイプが増えてしまいます。
キーストローク
キーストロークは、キーを押していない状態から、最後まで押し込んだ時の幅(深さ)を示しています。
キーストロークが深いと打鍵感があり、浅いと打鍵感が少なくなります。
押下圧(おしさげあつ)
押下圧は、キーを押すのに必要な力(重さ)になります。数値が大きければ必要な力が多くなり、キーを押した時に硬く感じます。
フィードバックタイプ
フィードバックタイプは、打鍵のタイプになります。
- リニア キーを押しても一定の速度でキーが下がるので、引っかかる感じがありません。
- タクタイル キーを押すと一定の深さでキーが重くなる感じがあり、しっかりした打鍵感があります。
- クリッキー キーを押すと「カチッ」と耳障りのいい音が鳴ります。
実際の音は公式サイトの「薄型GLスイッチ」の項目で聴くことができます。 gaming.logicool.co.jp
初期設定
1.USBレシーバーの設置
LIGHTSPEEDで接続するために付属のレシーバーをパソコンのUSBに接続します。
logicool独自の接続方法で、PCに付属のUSBレシーバーの設置が必要。
アップデートや設定はLIGHTSPEEDで行うので、LIGHTSPEEDによる接続がおすすめです。
2.micro USBの接続
micro USBでPCと接続して、充電します。
充電しながらも利用はできますが、自分の環境だとバッテリーが少ないとBluetoothで接続ができませんでした。
購入後どれくらいバッテリーがあるのか不明ですが、約3時間位で100%になりました。
3.LIGHTSPEEDによるPCとの接続
LIGHTSPEEDのスイッチを押して、PCと接続します。
4.Logicool G HUBでカスタマイズ
特に必須の設定はありませんが、G913 TKLではLogiccol G HUBを利用することで、好みによってゲーム中で必要がなかったり、誤作動を避けるためにキーの無効化やキーの割当を行います。
設定できる項目は以下の通りです。
- LIGHTSNC キーボードのライトを制御します。 ライトの色やパターンを設定できます。ライトが必要のない人は、デフォルトでオフにすることもできます。
- 割り当て 割り当てでは、F1からF12に対してコマンドや特定の文字、アクション、マクロ、システムが設定できます。
- ゲームモード 特定のキーを無効化できます。
また、プロファイルという設定を行うことで、ゲームをしていない時やゲームタイトル毎に設定を保存することができます。
Logicool G hubのインストールについて
以前からLogicoolを使っている人は、入れていると思いますが、これからLogicool製品をリオ湯する方は、LogicoolのG hubというソフトをインストールしましょう。
ダウンロードは以下からできます。
macとwindowsに対応しているので、自分のOSにに合わせてダウンロードを行いましょう。
ダウンロード後、プログラムをクリックすると自動でインストールが行われます。 インストール後キーボードが認識されない場合は、LIGHTSPEEDで接続してみましょう。
G913TKL リニアの使用感
すべてG913TKLのリニアの使用感になります。タクタイルやクリッキーとは違う場合があります。
タイピング
リニアを購入しましたが、すごく滑らかな押し感でタイピングしていても違和感はありません。
音
タイピングしたときの打鍵音は比較的静かです。押した時も静かですが、キーを押して離した時の音がキーストロークの深い他社のメカニカルキーボードと比較して静かな感じがしました。
疲労度
押下圧が50gと少ない力でタイピングできるので、長時間使っても指の披露は感じませんでした。押し下げ圧が高かったり、キーストロークが深いと指の疲れの原因になります。
掃除がしやすい
一般的なキーボードと異なり、キースイッチ全体が埋まってないので、ホコリが溜まりにくい構造になっています。 もし、ホコリがついたとしてもキーボード用のブラシやエアダスター(エアブロワー)で簡単に掃除ができます。
キー移動が引っかからない
キーストロークが浅めなので、キーからキーへの移動引っかかりにくく、滑らかに移動ができる。
気になったところ
しばらく使ってみて1つだけ気になるところがありました。
文章作業などに利用した時に、ctrl+cなどのショートカットを利用しますが、この時ctrlボタンの端を押さえると認識しないことが多く発生しました。
おそらくキートップが一直線になっていて、横から見るとT字型の形状をしていることにあると思います。
ゲームをする時には基本的に発生しなかったので、作業時の手の置き方に問題がありそうです。 自分の打ち方にもよるので、問題にならない方の多いはずです。
気になる方は、量販店で実機を触ってみることをおすすめします。
まとめ
2019年のG913からテンキーを省いた、G913 TKLについて紹介しました。
今まで一般的なキーボードやキーストロークが深めのキーボードを利用してゲームを行なっていた方には、おすすめできる商品です。
めちゃくちゃゲームが快適になります!
ただし、値段も3万円前後とお高めなのでまずは量販店に行って触ってみて購入を検討してみだくださいね。